2015年01月28日

西向く侍

いつもありがとうございます。
週の半ばを越えれば余裕が出てきて、ブログを更新するわたしです。

今日はN1文法の授業がありまして、
その時のお話です。

9月末日をもって、当店は閉店いたします。
という例文が出たので、
9月末日っていつ?と聞いてみたのです。そうすると、中国人ばかりのクラスだったものですから、30日です!
とすぐに正解が出ました。

そこまで聞いたあと、なぜか、
じゃあ2月は?
と聞いたんですね、わたし。

そしたら皆さん、28日!とニコニコしながら、でも全員が拳を触りながら答えたのです。

皆、片方の手で握り拳をつくって、反対の手の人差し指で、その拳の指の関節を人差し指から順々に触っているのです。
指と手の甲のところの、いちばん出っ張っている節を、上、下、上、下と人差し指から小指まで触って、終わったら次は手を交代して同じことをしている。

想像してください。
突然、教室の中で全員が手で何かを数えている光景を。怖いよ!

聞いてみると、数を数えていたわけではなく、31日まである月を覚えるやり方なんだとか。

握った人差し指の節が1月。
人差し指と中指の節の間の窪みが2月。
中指の節が3月。
節の上にくる月が31日なんだそうで、思わずほんまや!と大阪弁で驚きの声を発してしまいました。
小指の節まできたら、次は反対の手の人差し指の節。8月。

よくできてるなあ、と感心しました。

何だか悔しくなったので、日本の秀逸な覚え方、「西向く侍」を教えておきました。

中国は31日まである月がわかりやすいように覚える方法を考えたのに、日本は31日までない月を覚える方法を編み出したのですね。

そういえば、英語にも何か法則があった気がします。

こういう知らないことを知ることができるのが、日本語教師の醍醐味と言ってもいいかもしれません。

いや、今日は本当に驚きました。


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posted by 穂村香 at 19:47
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