2015年01月21日

食べる荷物

常日頃、指導する立場なのでつい忘れがちになってしまうのですが、わたしには知らないことがたくさんあるのだということを、学生らは知らず知らずのうちに教えてくれます。

異文化ですから、習慣、文化、考え方などさまざまな違いがありますが、わたし自身は言葉に興味があるようで、学生が「○○語ではこういう意味です」とか、「○○語でこう言うよ」などと教えてくれると、思わずメモをとってしまいます。

今日は授業の一環で、テーマを決めて発表する時間をとりました。
テーマは「言葉」
決してわたしの好みで決めたわけではなく、教科書のテーマに沿っただけです・・・!

個性的な面々だったので、聞いていて楽しかったのですが、特に印象に残ったのは
「食べる以外に何ができるの?」という言い方。

発表したのは中国人の学生ですが、日本人に使っても通じたからびっくりした、と言っていました。

・・・・・・確かに何となくわかる。

中国語ではストレートに「吃貨」と言うそうです。
食べる荷物、つまり役立たずですな。

あんた、食べる以外どんなことができるの!?

なんて言われないように、日々の生活も仕事も精進します。

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posted by 穂村香 at 21:34| Comment(0) | 学生 | 更新情報をチェックする

2014年12月15日

授業が終わってから来ました

日本と外国には時差があります。

実際の時差だけではなく、間隔としての時差もあります。

「授業が終わってから事務所に来てね」と学生に言いました。
「はい」と学生は言ってくれました。

夕方、授業が終わっても学生は来ません。
まあ、忘れてしまっているのかもしれない。日本語がわからなかったのかもしれない。
そう思って作業を続け、夜も更けた頃に事務所を出たところで、その呼び出しをかけた学生に会いました。

満面の笑みで、
「先生!来ました!」

・・・・・・いやいや。
授業終わってから何時間経ったと思ってるの(苦笑)

この場合、正しい対応は注意する、ではなく、来たことを褒める、です(笑)。


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posted by 穂村香 at 21:49| Comment(0) | 学生 | 更新情報をチェックする

2014年12月13日

私たち皆おじさまですね!

さて、初級の学生です。

日本語を勉強し出してまだ間もないので、語彙、文法をほとんど知らないのはもちろん、まだ日本語の発音もおぼつかないことが多いです。

ディクテーション、いわゆる聞き書きです。
聞こえたとおりに書かせる作業をディクテーションと言っています。

「できるだけ習った漢字を使って書いてください」と指示し、短文を書き取らせたときのこと。

きょうのばんせんせいといっしょにごはんをたべます。という簡単な文。

非漢字圏の学生が苦戦するなか、いきいきとしているのは中国人の学生たち。

「先生、『ごはん』の漢字は?」と質問してきたので「ご飯」と板書。
「先生、『ご飯』の『ご』は?」とさらに質問してきたので「御」と板書。

それを見た学生たちは「中国にも同じ漢字がありますよ!」と嬉しそう。

すると、1人の女子学生が「おじさまが食べます、ごはんはこの漢字ですよ!私たち皆おじさまですね!」と大変喜んだ様子で発言。

ん?おじさま?叔父様?伯父様?
・・・・・・何が嬉しいのか。

よくよく聞いてみると、おじさまではなく、王子様でした。

彼女が言いたかったのはつまり
「私たちって一般人だけど、王族と同じ御飯食べているってことなんだね!日本語っておもしろい!」
っていうことだったみたいです。

難解だ。初級の日本語。
posted by 穂村香 at 15:32| Comment(0) | 学生 | 更新情報をチェックする

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