2014年12月28日

時間がない日本語講師の方へ~日本語教師能力検定試験に合格した方法~

苦節○年。ようやく今年、くだんの検定試験に合格することができました。
何度か申し込みだけはしていたものの、実質受験したのはこれが2回め。
初めて受けたのが学生時代だったので、大変久々の受験でした。

なぜこんなにも試験を受けていなかったのか。
一言で言えば、勉強していなかったからです。
どんな仕事についたとしても同じかもしれませんが、日本語教師になってしまった以上、自分の勉強の時間は
優先順位の下位にランクされてしまうのです。

経験がない時期は、90分授業の準備に3、4時間かかるのが当たり前でした。
夜な夜な眠らずに教案を書く毎日でした(遠い目)

少し慣れてきたと思った頃には、複数の授業を担当することになりました。
そうすると必然的に複数の教材の準備をしなければならず、また教材、文型研究に時間がかかり、
常に教案を書いている状態でした。

専任になって、教案にもストックが増えてきた頃には、授業準備以外の持ち帰り業務が山積みになります。

そんな中、どうやって勉強しろと!?

と言って、検定試験の勉強から逃げてきたわたしですが、そろそろ「今年は受験しなさいよ」という上司の
見えない圧力もあって、観念して勉強をしてみました。

とは言っても、コツコツ型ではないので、比較的業務が暇な5~7月に集中して取り組み、最後の2週間で復習という、大変乱暴なやり方でした。
本当に、合格できてよかった・・・二度と受けるものか。(「ものか」N2文法より)

長くなりましたが、今から紹介するやり方は大変乱暴なものなので、あまりお勧めしませんが、
一応こんなやり方もありますよ、という参考程度にぜひご覧ください。

まず、わたしが勉強した教材は
『日本語教育検定試験に合格するための基礎知識50』と、過去問だけです。

上の教材を、とにかく毎日少しずつでいいので読みます。
この時期は、通勤時間に授業の予習や採点をしないで、自分の勉強をすることを優先しました。

読み進めていくうちに、「あれ?この言葉は前に出てきたぞ?」という言葉が出てくるので、
その都度遡って、詳細説明が書いてあるページを余白に書いておきます。これのおかげで、ことばを忘れた
ときでも、すぐに意味の確認ができました。

次に、わかりにくい説明や、文章で分類してあるものは、自分なりに図表などにまとめて、これも余白に
書きます。例えば、位相語とは~、のように。

まとめてから、読み進めていくと、必ずと言っていいぐらいその部分はちゃんとした形でまとめてくれて
います。それを見つけたときの、ちょっとしたがっかり感と言ったら。
けれど、決してまとめたことは無駄ではありません。
自分が理解してまとめた内容が正しいかどうか確認できるのですから、それを使って答え合わせをするようにしました。たまに、間違えてまとめている部分もあったので、このやり方はとても良かったと思います。

ゆっくり丁寧に理解しながら教材を全部読みます。
それから、もう一度最初から同じように読んでいきます。

これを合計3回やりました。
その後過去問をやったら、それなりに得点できていたので、満足できましたし。

7回読み、などが流行っているようですが、あながち嘘でもなさそうです。
3回でもしっかり頭に入りましたから。

わたしは、今まで積み重ねた文法研究、指導経験があったので、ほぼ文法の問題の勉強はしなくても
得点できました。これはちょっと自慢。

聴解は、過去問のCDを何度か聞いただけです。
学生時代から、音声の勉強がなぜか好きだったので、その貯金がちょっとだけ生きました。

なので、経験ある忙しい日本語教師にこそ、時間さえうまく使えば、経験をもとに、合格するチャンスはあると思います。

相変わらず合格が狭き門のこの検定試験ですが、何とか乗り越えられますように!

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posted by 穂村香 at 01:00| Comment(0) | 日本語 | 更新情報をチェックする
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